【習慣】仏教の洗面方法を取り入れてみよう

節約のアイデア

おはようございます!こんにちは!単身赴任の強化書 編集長のマネスパです。

新年も8日になり、すでに新年気分ではないかもしれませんね。新年早々に赴任先でお志事を開始された方、いつもありがとうございます。

今年から何か変えようと思っている方、転機を迎える方、いらっしゃると思います。そんなあなたに、ぜひ「習慣を少し変えてみませんか?」という提案をしたいと思います。

習慣は今までの経験と物事に対する執着の集合体と称されます。ですので、今までの生活を変えたいと願うのであれば、習慣を変えなくてはいけません。

今回は、通勤前に必ず行う「洗面」について、仏教修行者が行っている方法を私なりの解釈で解説します。私が修行したわけではないので、間違っていることもありますが、参考にしていただけると幸甚です。

文献における洗面方法は?

曹洞宗の開祖である「道元」が記した正法眼蔵(しょうほうげんぞう)という書物の第50章「洗面」によれば、

”手巾(しゅきん)という長い布を首に掛けて両脇にまわして襷(たすき)掛けのようにして衣の袖(そで)が濡れないようにし、桶(おけ)に汲んだお湯で額(ひたい)から両方の眉毛・両目・鼻の孔・耳の中・頭や頬まで、脂や垢をこすって洗うこと”

と示されています。

日常でもできる洗面方法

 文献に沿った方法での洗面は、日常でも実践可能です。最近の洗面所はいわゆるボウル型が多くなっているので、桶は使いにくいかもしれませんね。

私の場合、「洗面器」と「固形石鹸」、「フェイスタオル」を使っています。

特別なものは何も使っていません。やり方は次のとおりです。

1.洗面器に水(またはお湯)を溜めます。

2.溜めた水で顔を濡らし、石鹸で洗顔する。

3.石鹸を洗い流す。(流水はしない)

4.石鹸の残りが気になる方は、一度洗面器の溜め水を交換する。

5.石鹸が落ちたら、タオルで水分を拭き取る。

これで完了です。

この洗顔方法の魅力(メリット)

 私がこの洗顔方法に変えて感じている魅力は次のとおりです。

  1. 溜め水にすることで、水道光熱費が節約できる。
  2. 水廻りがキレイに維持できる。
  3. ひとつひとつの動作に意識が向いて、不要なことを考えなくなった。

順番に解説します。

1.単純な話ですが、溜め水にすることで使う水が削減できます。お湯を使用しているご家庭では、その効果が増します。

 洗面時に使う水量は個々人により異なりますが、水道を全開にして通常1分間、「約6〜10リットル」と言われています。一日1回の洗面で半開の3リットルで使用した場合、3分間の使用で9リットルとなります。1ヶ月で約280リットルにもなります。お住まいの地域により、料金は異なりますので、この使用量を参考に水道代を計算してみましょう。

 ちなみに、私の住んでいる地域では「2ヶ月分ごと徴収」となっていて、「1㎥140円」です。これに照らし合わせると、「約80円」となります。洗面だけでこの料金。少ないとみるか、多いとみるかはあなた次第です。私見ですが、単身赴任生活では「これも節約できる領域」だと考えています。

2.洗面台に洗面器を置いているので、石鹸や汚れが洗面台につきにくくなります。また、洗顔後に洗面台や洗面器を拭き上げた場合、効果は倍増します。

3.これが私に最も良い効果をもたらしています。汚さないように使うにはどうしたら良いか?水を効果的に使うにはどのように動いたらよいか?など、ひとつひとつの動作に意識を向けていくと、心が軽くなる感じがあります。「座禅」のような感じでしょうか。そして、洗顔が終わった時には「今日も頑張ろう」という気持ちになるから不思議です。気持ちが沈みがちになる方は、ぜひやってみて下さい。

UnsplashAmeen Fahmyが撮影した写真

いかがでしたでしょうか?

今回は仏教の側面から見る洗面についてお伝えしました。仏教を少しみてみると、宗教というよりは「生き方の知恵」が学べる良い教育になるのではないかと考えています。

今後も生活に応用できる情報はどんどん発信していきますので、ぜひ今後もご愛読頂ければ幸いです。

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