2020年にアメブロで書いていた記事のアーカイブです。
みなさん、こんにちは。マネスパです。高知県の紹介、今回は「大川村」です。私はまだ訪れたことがない村ですが、とあることで有名な村です。そのあることとは、一体何なのでしょうか?
大川村の概要
大川村は高知県の北部に位置していて、村の北は愛媛県との県境。村は山林の中にあり標高は800m、大座礼山(おおざれやま)という山には「ブナの巨木」で有名な山があります。「土佐茶」が有名ですが、最近ではブランドになった「土佐はちきん地鶏」の飼育が盛んになり、県生産量の約8割をここ大川村で生産しています。
大川村から見る高知県
とある事とは、大川村は「日本一人口が少ない村(※島しょ部は除く)」として有名なことです。昭和60年台の人口は約「700名」とも言われ、当時は「これを維持する」という目標を掲げ、比較的人口減少は緩やかになっていましたが、維持実現には至らず現在215世帯368名(2022年2月28日公式ウェブサイトによる)となっています。
人口減少が考えられる理由(要因)は次の通り推察しています。
1.それまで主力産業であった「林業」が衰退したこと
高知県の山林率は約89%、大川村の主力産業でもあった「林業」は大川村のみならず周辺の山村でも「国内木材の価格低迷により大打撃を受け衰退した」
2.ダムの完成により人口が減った。
1977年に早明浦ダムが完成すると同時に、村役場を含めた大部分が水没、ピーク時に約4000名(昭和35年頃)いたとも言われる人口は、白滝鉱山の閉鎖により約500名まで落ち込んだ。
「人口減少は、着実に進んでいる」この危機を大川村は、「人口が少ない村」だからこそ、日本のどの地域よりもいち早く感じ取っていたのではないでしょうか。
大川村の取り組み
そんな事実に触れると、当時の村民の方の血の滲むような思いを感じずにはいられません。「誰かがやらねば!」その想いだけであろうと感じています。その熱い想いがなければ、村は無くなってしまっていたのではないでしょうか。
そんな中で大川村は自分の「特徴」を捉えていると感じています。それは、「地域の特色を生かした村の運営(地域独自のブランド化)」にあると言えるでしょう。
現在の主力産業は、「大川黒牛肉」や「はちきん地鶏」があります。高知市内でも「はちきん地鶏」はメジャーになってきたが、大川黒牛はあまり聞かない印象であるがはちきん地鶏と合わせて、「大川村のブランド化」になっていると思っている。この「大川黒牛肉」は、限定イベントでもある「謝肉祭」の時しか一般向けに販売されていない。また、独自に謝肉祭という名前の「焼肉のたれ」も開発。これを総合的に発信して、謝肉祭には毎年「1500人」が訪れる恒例イベントとなっている。
また、広大な自然を生かした「アクティビティ」にも力を入れている。村の奥地の「秘境」を探検するツアーや、昔の生活道を歩く「トレッキング」ツアー、元お坊さんが作る「大川ラーメン」などがある。詳しくは大川村紹介サイト「でぃぐ!大川村」をご覧ください。小さい村のHPとは思えない、素晴らしい山村の魅力がたっぷりと詰まっています。
今後、人口減少について対策しておくこと
こうした特徴がまだまだ知られていない高知県だが、地域の特徴を「地域の力(宝)」として情報発信していけば、高齢化のはるかに進む高知県の起爆剤となるに違いない。大川村で学んだことを高知県の力として、今後も情報発信を続けていこうと考えています。
また、高知県では「地域村おこし協力隊」という方がいて、地域の魅力を発掘、発信する活動をしています。まさに「トレジャーハンター」と言ったところでしょうか。
https://seyca.net/okawa-muranoeki/(セイカの暮らし便り)
人口は今後も着実に減少していきます。ですが地域の魅力を生かし、育て発信することで、人口減少による収益減少も抑えられるのではないでしょうか。
私も、高知県にいながら、「全然分かっていない」と感じ、恥ずかしい限りです。今後は、いろいろな地域に目を向けて、私だけの魅力を発掘していこうと考えています。
もう始まっている「超高齢化社会」あなたはどう楽しみますか?超高齢化社会を乗り切って、世界の「お手本」になってみませんか!?
今回も長文を最後までお読みくださりありがとうございます。次回もよろしくお願いします。
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