【超基本】単身赴任生活で最低限必要なもの

強化書の中身

みなさん、こんにちは。単身赴任の強化書 編集長のマネスパです。

 今回は、単身赴任(就職して実家を離れた独身者を含みます。)をする上で、最低限必要なものを紹介します。

 会社に勤めている方であれば誰しも、転勤される可能性が少なからずあると思います。支店や営業所が自宅近くにあれば良いですが、時と場合によっては遠方へ行くことも。そんな時、ご家族を残して単身赴任されることがあるかもしれません。そんな時には最低限何が必要になるかをまとめてみました。

今回の内容を理解いただくと、「急遽、来月に単身赴任することになった」そんな時も慌てず淡々と準備できるようになります。ぜひ最後までお読み下さい。それでは参りましょう。

単身赴任の内示がなされたら

まずは、上司(会社)に次の件を確認しましょう。後で気がついても取り合ってもらえない場合や、知らずに不利になっていることも。

転勤(単身赴任)が「発令(指名)された理由」を明確にしておく。

 まず、「異動を断る(ためらう)方が多い」と思いますが、まずは自分の会社の「就業規則」を必ず確認する必要があります。入社時に説明は受けていると思いますが、就業規則に異動に関する記載がある場合には「基本的には断れない」と考えておく方が良いかもしれません。

 会社には、あなたを単身赴任させてまで必要なこと(達成目標)が何かしらあるはずです。その目標を会社側と共有しておきましょう。「目指すゴール」という重大な指標がないと、長期にわたる単身赴任期間中に我々のメンタルが壊れます。

また、会社の意向を聞いておくことは、それ自体が業績をあげるヒントにもなり得ます。絶対に明らかにしなければならないとまでは言いませんが、単身赴任者には必要な情報です。逆にこれがはっきりしない会社は、「ちょっとあぶない」のかもしれません。

各種手当が支給されるかを確認する。

単身赴任となると、赴任者には新たに「別の生活費」が発生します。残された家族に大きな負担を強いることになりますので、もらえるものは頂いておきましょう。会社によってさまざまですが次の4つは必ず聞いてみましょう。

  1. 単身赴任手当
  2. 住宅手当(家賃補助)
  3. 帰省交通費
  4. 転勤準備支援手当

  令和2年「就労条件総合調査の概況」(厚生労働省)によれば、1000人以上雇用している会社の66.6%が、このような手当てを合計して「平均47600円を支給している」と回答しています。「言えば必ずもらえる」というものではありませんが、ぜひ一度聞いてみましょう。

必要なもの(道具編)

 一般的な単身赴任期間は「2〜3年」と言われています。個人の価値観にもよりますが、道具に関しては「シンプルか?」「今持っているもので使えるものはないか?」「レンタルできないか?」を軸に次のものを揃えましょう。

寝具

 シングルサイズが1組です。ニトリや楽天などで、セットになっているものがおすすめ。配送日時も都合に合わせて選ぶことができ、配送の手間もありません。レンタルは赴任期間にもよりますが、高くなる傾向にあるのでおすすめできません。キャンプが好きな友人は「寝袋」と「コット(簡易ベッド)」で過ごしていました。(趣味と実益を兼ねていますね😀)

炊事家電

電子レンジ

 今はほとんどの食事が「電子レンジ」があれば苦労しません。お弁当の温めからお米を炊いたりやパスタを茹でる時に重宝します。中古品も数多く出回っているので、検討してみましょう。

 最近では「卓上電気コンロ」が必須という方もいらっしゃるかもしれませんが、1人で卓上コンロはほとんど出番がなく、購入価格も高めですので、お鍋などで必要だという方は、「カセットガスこんろ」をおすすめします。(災害対策にも一役買います。)

冷蔵庫

 物件に「冷蔵庫」が無い場合もありますので、自炊しない人は100L未満でも大丈夫ですが、自炊をする方は150L以上のものを選択すると安心です。特にこだわらなければ中古を選択肢に入れるのも良いでしょう。

新品を買った場合は初期費用が高くなりがちです。期間に応じて、レンタルや中古品も視野に入れて検討しましょう。

衣類

 衣類は、単身赴任初期は最低限必要と思われる分を持っていくようにしましょう。最初から今までの生活と同量を持っていくと、引っ越し料金が増えたりや荷物持参時に持ち物が多くなったりとかなり苦労します。次を最低限として、あとは必要に応じてに追加しましょう。

下着類:3組(シャツ、パンツ、靴下)

 下着類は3組あれば十分やっていけます。私は全て「ユニクロ」で統一しました。ほぼ通勤が主な外出ですのでこだわりはありません。これで、「今着ている物」「乾燥中のもの」「明日着るもの」ができ、これをローテーションして使用します。私は、下着類は2組で回しており、帰宅後にすぐ入浴するスタイルのため、入浴後洗濯、そのまま干して、翌日干したものを着用しています。干す際、写真のようなエアコン前に干す道具を手に入れました。(エアコンハンガー:カインズ)

部屋のサイズによって、若干調整が必要な場合があります。

 これを導入することにより、夏は高い気温により送風でもすぐに乾き、冬は暖房で乾燥させるため「加湿器の機能」も持たせることができる。しかも床に置かないので、スペースも有効活用できる。まさに一石三鳥、おすすめです。

通勤制服(通勤用の服)

 通勤時に使用する服を指します。スーツが必要な方、ラフな格好でも大丈夫な方、それぞれだと思います。ここも消耗品と割り切って、通勤服は1着で決めてしまましょう。

 通勤に着る服が複数あると、場所も必要ですし、毎朝選ぶ時間もなくなります。私は1着に統一して「制服」と呼んでいます。

 私のおすすめは、ユニクロの「感動ジャケット」と「感動パンツ」の組み合わせです。

 「もはやスーツ、しかも安い!」近くに店舗がある方は、ぜひ一度検討してみましょう。また、何かあってもオンラインストアなどで手に入りやすいなどのメリットもあります。

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休日に着る服

 単身赴任といえどリフレッシュも必要。近所に買い出しに出たり、時間を作って運動をしたり。趣味に興じる時に必要な道具も含めて準備しましょう。ただし、あまり道具が多くなると移動の際に手間がかかります。着回しできる服装にするなど、アイテムを厳選しましょう。

日用品

洗面(入浴)道具

 自分がいつも使用しているものをベースに準備しましょう。単身世帯のサニタリースペースは手狭に感じることが多いですので、なるべく少なくすることを心がけましょう。ちなみに私が最小限にこだわった結果・・・

バスタオル・洗面器・アカスリ・化粧水(自作)・固形石鹸の5つのみに

これだけになりました。固形石鹸でも頭は洗えますし、朝の洗顔もこれだけです。化粧水もきちんとしています。

洗濯道具

 さすがに「洗濯洗剤」は忘れないと思いますが、ハンガー×5〜10本やピンチハンガー、洗濯ネットなど小物も忘れがちです。忘れず準備しましょう。

救急道具・裁縫道具

 「災害対策品」として、絆創膏や包帯、ガーゼなど基本的なセットで準備しましょう。裁縫道具はすぐに必要ないと思われがちですが、ポケットサイズの簡単なセットがあれば緊急時に役立ちます。

掃除道具

 簡単なもので大丈夫です。雑巾、バケツ、ブラシ、必要な人は洗剤類が必要です。あまりこだわりが無い人は、洗剤は使用場所を共有できるものを使いましょう。

例えば、台所で使える「マジックリン」ですが、トイレや床にも使えることはご存知でしょうか?落としたい汚れのほとんどは「皮脂汚れ」なのです。皮脂汚れを落とすのに「マジックリン」はもってこいです。〇〇用マジックリンと謳われていますが、基本的にこれ一本でOKです。

 必要最低限のものに限って書きましたので、これ以外にも「要るよね」というものはあります。今回挙げたものをベースラインとして、各個人で追加していきましょう。「これは必要」というものがありましたら、ぜひコメントで教えていただけると嬉しいです。

必要なもの(手続き編)

 行政の手続きは多岐に渡るため抜けがちですが、必要なことはきちんとやっておきましょう。

転居届・転入届・世帯主変更届(新旧の市町村役場など)

 住所に関する手続きです。自宅のある市町村で「転出届」を出し、転出証明書を持って赴任先の市町村で「転入手続き」を実施します。転出届を出してから「14日以内」に転入手続きをする必要がありますので注意して下さい。旧住所には家族がいるので大きな問題になりにくいですが、後回しにすれば忘れてしまうことも。遅くならないうちに実施しましょう。

運転免許証の住所変更(転出・転入手続き終了後に、赴任先の警察署)

 短期間の赴任であれば不要ですが、赴任期間中に免許更新がある場合は変更しておきましょう。

生活インフラ(アパート・電気・ガス・水道・インターネットなど)の申し込み手続き

 アパート等(社宅の場合は「会社の規則による」)の契約は赴任前にします。電気、ガス、水道は引っ越し当日には使えるように事前に連絡し、契約しておきましょう。

 インターネット環境が必要な場合には、併せて契約をしておく必要がありますが、不要な場合や急がない場合は後日でいいでしょう。(固定回線は速さがメリットですが、固定費用がかかるためおすすめはできません。携帯電話で使い放題のプランが選択できるキャリアに変更するなどの対策を考慮しておきましょう)

必要なもの(家族ケア・メンタル面)

 単身赴任は仕方がないけれど、家族はやはり心配するもの。残される家族のことは、決めることは事前に話し合って決めておきましょう。例えば、

  1. 何かあった場合の対処法(家族の訃報、災害被災時の避難先、事件事故に遭遇した場合の対処など)
  2. 生活費(お小遣い)の額(決めておいた方が、トラブルになりにくい)
  3. 帰宅する頻度(回数が多いと、交通費などが増えることにより生活費に影響)
  4. 日頃の連絡手段(テレビ電話やzoomなど、活用できるものを使えるようにしておく)

 などでしょうか。

最後に:単身赴任生活をより良くするためにできること

 最低限必要なものは、リストや情報でなんとでもなるものです。費用などが十分あれば、充実した単身生活が送れることでしょう。

 ですが、単身赴任者本人の「本心」は自ずと他人に伝わります。基本的に自由ですが、その自由な生活を支えてくれているのは「パートナー」であることを常に意識しましょう。遅くまで飲み歩いたり、ましてや火遊びなどもってのほかです。

 パートナーあっての自分です。その気持ちがあるのであれば、単身赴任期間中は「質素倹約に励み」「体調を改善」し、「勉強してスキルアップにチャレンジ」しましょう。そして充実した顔をして家族を安心させましょう。努力を見せ続ければ、自ずとパートナーも見習って良い方向に進むでしょう。「夫婦は鏡」です。相手を磨くことは、「まず自分磨き」これしかありません。

 心細い生活でしょうが、それは残された家族も同じです。がんばりましょう。

(私の本心は「単身赴任しなくても良い社会」が早く来るようにと、切に願っております。)

今回も最後までお読み下さり、誠にありがとうございます。次回もお楽しみに。

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