【5月3日・ごみの日】単身赴任者もできる!ゴミの削減アイデア

強化書の中身

 コロナ関連の規制も少し緩和され、今年のGWはにぎやかになっていますね。久々に帰省されている単身赴任の方、お楽しみ様です^_^

 本日は5月3日(憲法記念日)でありますが、ごみの日ということもあり、改めてゴミについて考えてみましょう。

日本が排出するごみ

 環境省によると、日本で1年間に排出されるごみ総排出量は4,274万トン(東京ドーム約115杯分)「1人1日当たりのごみ排出量は918グラム」となっています。平成22年の統計が「1人1日あたり976グラム」で、緩やかに減少傾向であるものの「ほぼ横ばい」で1日に約1kg出している計算になります。意外と多いですよね。

 これに伴い、ごみ処理事業経費は「20,885億円」であり、国民1人当たりに換算すると、年額16,400円(月額1367円)となります。ごみの排出量が減少傾向であるのに対し、ごみ処理事業経費は増加傾向となっています。これは事業者が「ダイオキシン対策」をしたり、事業所そのものが減っており、費用が増加していることに起因しています。ごみ処理の世界でも「緩やかなインフレ」なんですね。

日本に残された「ごみ処理の余力」

 ごみ処理は、収集された後に「直接資源化」や「中間処理」といった行程を経て、そこでも処分できないもの「最終処分(埋め立て)」になります。行程のフローは次のとおり。

引用:環境省HP(一般廃棄物処理事業実態調査の結果(令和元年度)について)より※データは平成30年度分

 最終処分場と聞くと「不燃物」のイメージがありますが、実は焼却される「可燃物」からも最終処分されるものが出ています。つまり、ごみの収集に出すとその量の「数%」は必ず最終処分されています。

 その上で、現状のまま排出を続けた場合の残り年数(残余年数)は「約21年」という予測が出ています。昨今の3R運動や環境への配慮を考える方が増えているおかげで残り年数は微増しています。が、残りの容積は確実に減っており、やがていっぱいになってしまいます。新たな処分場を作れるような場所もないでしょう。画期的な技術が開発され、最終処分場のゴミ自体を減らす対策でもない限り、「排出するごみの量を減らす」ことが最も安価で効果的な対策です。

今からゴミを減らす具体的な対策

 考え方は「家計」と同じなのですが、収入ー支出=余力です。家計では「支出を減らすこと」が効果的ですが、ごみの世界では「収入(つまり買う量)を減らすこと」が最も効果的です。単身赴任生活において必要性が薄いものをなくすことをオススメしています。

1.箱のティッシュペーパーを辞めました

  私は箱ティッシュの代わりに、トイレットペーパーを使うようにしています。

筆者自作品

 そのままおいておくと、普段使いの時に気を遣うので、革でケースを作りました。

 使った後は、少しの間ためておいて、トイレに行くときについでに流しています。これで可燃ごみにまわす量が確実に減ります。使い終わった時、空き箱も出ません。ちなみに、うちのトイレットペーパーはふるさと納税などを利用して「ビニール包装のないもの」を頂戴しています。プラごみが一切出ないので嬉しいです。自宅と兼用でまとめもらいをしています。なお、ふるさと納税ができない方は買う方法もあります。


2.LFCコンポストで「生ゴミ」を減量

  LFCコンポストってご存知でしょうか?

引用:LFCコンポスト公式HP(https://lfc-compost.jp)

 「local food cycling」の略で、簡単に言うと家でできる「生ゴミの堆肥化」のシステムです。

 生ゴミは堆肥化すると、土に還せます。それを家庭でシステム化したものなんです。最初は「バッグとキット」を買います。バッグは自分で用意してもOK、以降は、キットのみを買えばOKです。アパート、マンション暮らしの方でも全く問題なし。私は室内で保管しています。

【公式】LFCコンポスト - 生ごみから美味しい野菜をつくるコンポストをはじめよう -
家庭のベランダで毎日の生ごみを堆肥(土の栄養)に変えるLFCコンポスト。独自の配合基材など20年以上の実績で生ごみや悪臭をスピーディに減らします。コンポストは資源を守る1日1分のエコ活動。堆肥から美味しい野菜を育てる食循環を体験しませんか。

このバッグ、生ゴミ特有のイヤな匂いも出ないですびっくり虫も寄り付きません。(保管が屋内だからか!?)これで1ヶ月間、生ゴミが全く出ていません。これだけでもすごい減量です。

 日本では1日1人当たりの生ゴミ排出量が「茶碗1杯のご飯」に匹敵する量なんだそうです。そんなに捨てている実感は全くありませんが、調理の時に出る「野菜くず」なども含まれるので、そういったものも減らしていけるのがLFCコンポストの特徴です。

3.プラ包装の商品を紙包装の商品に切り替える

 プラごみは総量の約7割が焼却処理されるって知っていましたか?リサイクルの一種で「サーマルリサイクル」と言われる手法によるものです。焼却後、最終処分場へ向かうゴミとなりますが、一般的に紙包装と比べてプラ包装は「余燼(よじん・燃えかす)」が多いと言われています。また、プラごみは処理できる施設が限られる傾向にあり、リサイクルができ焼却に汎用性がある「紙包装」の製品を選ぶことが良いでしょう。

一例ですが、私が好きな「明治・チョコレート効果」です。右が「14枚入り」左が「26枚入り」です。

 この2商品、見た目や中身も同じなのですが、唯一違うのが「内容量と包装材」です。14枚入りは「プラ個包装」なのに対し、26枚入りは「紙個包装」なのです。排出プラスチック量は全く違います。以前はカカオ95%のものを買っていましたが、プラ包装のものしか無いので86%に切り替えました。(明治さんにお願いです。「チョコレート効果95%の紙個包装化」は、実現できませんか?)

 お菓子業界では、紙包装に変更している企業が多くなってきました。こういった企業は応援していきたいと思います。

今後のインフレ対策は「事前準備」が大切

 今年に入り、急な値上げが続いています。食料品だけではなく、燃料や電気料金など生活に必要なものが全てです。そして今後も総じて膨らんでいくでしょう。そうなる前に意識を変えて準備をしておきましょう。これも「リアル人生ゲーム」と捉えて、楽しんでできると良いですね。

 ごみの費用とはいえ、本来なら「不要」なのかもしれません。先ほどもふれましたが、ごみの処理費用ですら「インフレ傾向」を示しています。小さなことでも時間が長くなれば大事なことになります。現状のシステムが、高度経済成長期における「負の遺産」であった場合は取り返しがつかなくなる可能性もあります。自分のまわりを、今から変えていきませんか?

ちょっと脱線・・・。

以前、「割り箸を使わない」ことを推奨していました。これには賛否があるため、今回は除外しています。個人的には

  1. 割り箸は「間伐材」を使っているから良い
  2. 洗わなくて良いので、洗剤が不要になる
  3. でも捨てる時には「可燃ごみ」になる。

 可燃ごみになる関係から、割り箸の使用は「否定派」でした。

 ですが、キャンプなどされる方は割り箸をためておいて「焚き木」の時に使いましょう。薪で「フェザースティック(種火を作る木材)」を作る手間が無くなります。(フェザーを作る楽しみがあるから、私の中でも是非はあります😀)

いかがでしょうか。ちょっと気にかけることで、安易にゴミを増やすことを避けることはできます。

「新しい生活習慣」これが、今まさに我々に求められている「意識改革」ではないでしょうか?

今回も、最後までお読み下さりありがとうございます。次回もお楽しみに。

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